2009年01月30日

「漁村風景」 (詩集「幽界通信」より)。

「漁村風景」。町田志津子の第一詩集「幽界通信」より。潮を泳ぐままに尻尾をピーンとはねて
煮られた鰯が干してある
とび出た眼玉 空をみつめ
蒸籠(せいろ)に押しあいへしあい
山がぐんと海に陥ちこんだ狭い道や
屋根の上 休暇の小學校の運動場まで

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ラベル:幽界通信
posted by (旧) hinden (まほまほファミリー) at 00:01| Comment(0) | TrackBack(3) | 幽界通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする