2008年12月07日

読んでみなされ⇒「子子子子子子子子子子子子」

「ぱぱー。あれ、なんて読むの。」まほが指差した先には「餃子」の文字。
「『ぎょうざ』だね。」と答えた後に、余計な一言。「『ぎょうコ』とは読まんね。」
そしたら まほ が「『ぎょうシ』とも読まんね。」と返答。しかし それだけで終わらず。
「『ぎょうネ』とも読まんね。」
 
「うわ。ぱぱ、びっくり。感心したわ。そんな読み方も知ってるの。」
「『子年』(ねどし) て言うでしょ。」
「そうだけど まほの歳でそこまで気付いて言うかなあ。」…
 
…「これに関してね、おもしろい話があるんだ。『子』の字を十二個並べてね、なんていうか、ての。」
「知ってるよ、その話。」
「なんで知ってるのおおおお。」 (胆をつぶす ぱぱ)

「ドラえもん。」
「ドラえもん ?」
「そ。ドラえもんの学習漫画。」

まほ は 折に触れ ジュンク堂に行きたがります。そこで ドラえもんの学習漫画 を 立ち読み しまくるのが、主要な娯楽になっています。

こんなカルトな知識まで見に付いてしまうのか。恐るべしいドラえもん。

でも「餃子」は読めなかったのね。なんという知識のカタヨり。
(まるで ぱぱ みたい。) ← コラコラ。





で。タイトルの問題の答えです。

「ねこのこのこねこ、ししのこのこじし」 (猫の子の仔猫 獅子の子の仔獅子)

でした。

出典は「宇治拾遺物語」。小野篁 (おののたかむら) という人の話です (百人一首にも出てくる人ですね)。





後記。

「ギョーザ」という読み方があるんだから、ほかにも別解、考えられんか。たとえば …

「ザコの子の仔雑魚」

とか。





検索してみたら見つかった他人ブログなど。

[高校古文こういう話: ねこの子のこねこ]

このエピソードのマンガを描いてくれています。これは素敵な試みですね。
ここで原文も読めます。いたれりつくせり。渡りに舟とはこのことじゃなァ。



[エピソード 『漢詩文の達人は恐い人ばかり-小野篁・都良香-』]

ナイスな視点で興味深い切り込みを見せてくれます。



六つの「子」の字 <福娘童話集 きょうの日本昔話>[六つの「子」の字 <福娘童話集 きょうの日本昔話>]



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posted by (旧) hinden (まほまほファミリー) at 18:56| Comment(8) | TrackBack(0) | こどもむけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
全然読めまへん。ドラえもんに完敗、白旗。
「宇治拾遺物語」はブッキングしときましょ。
Posted by goda at 2008年12月07日 22:53
うぉおおおおお!!!
まほちゃぁああああんん!!!
(TAIEKI)
Posted by 佐藤直樹 at 2008年12月08日 09:25
佐藤さん、自粛するんじゃなかったんですか?
Posted by 兵頭 at 2008年12月08日 22:15
第二シーズンのスタートです。
Posted by 佐藤直樹 at 2008年12月08日 22:58
「ともみちくぅうううんん!!!」の場合は
「ホォオオオオオオ!!!」
とヴァリエイションを変えてきてます。
 ↓
[ともみちくんの招待作品が小学校の美術展で大評判。]
http://hinden.at.webry.info/200812/article_6.html
 ↑
アブナさを増しております。
Posted by hinden (つまり 本人) at 2008年12月08日 23:05
「宇治拾遺物語」は、これは面白いですよ。面白さで言えば「今昔物語」より上をいくんじゃないかしら。
Posted by hinden (つまり 本人) at 2008年12月08日 23:08
別の読み方。
「仔猫、雑魚寝、仔獅子、雑魚寝。」
Posted by hinden (つまり 本人) at 2008年12月09日 23:30
扇子 (せんす) とか 金子 (きんす) のように「す」とも読むので…。
さらに別の読み方。
「猫の脛、獅子の脛、ザコの脛。」
Posted by hinden (つまり 本人) at 2008年12月09日 23:34
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