「どれどれ。」
「あ。いい。やっぱり見なくていい。」
「なんだなんだ。自分で見られるのか。」
「やっぱり見て。」
「どれどれ。あっ、こら。首をすくめるんじゃない。」
「くすぐらないで。」
「やっとらんやっとらん。こらあ。見えないではないか。」
「なんか雰囲気が。」
「見てほしいのか見てほしくないのか。」
「見て。」
「どれどれ。」
「っっだから。その『どれどれ』ていうのになんかタクラミを感じるんだけど。」
「たくらんどらん たくらんどらん。そういう『どれどれ』じゃない。」
「じゃどういう『どれどれ』よ。」
「それはだな。…
… 鴻上 尚史 (こうかみ・しょうじ) あたりがだな、フーゾクで遊ぼうという時のだな、でも イメクラ は あんま ありがたくない、というわけでな、演出家だから。仕事でいつもやってることと同じじゃあん、というわけでな、それに大体展開も決まっちゃってるし、例えばブルマーに跳び箱だったら『せ、せんせぇ…これ以上足が広がんない…』『どれどれ』…
… っていう『どれどれ』じゃあっ !!!

…という、ぱぱ・まほ の会話に、泊まりがけで遊びに来ていた パフォーマー・小堀 夏世 (こぼり・なつよ) 嬢 が、たいそうウケておりました。「第三舞台」の芝居のファンでもあったそう。
後記。2
「ドラえもん」の脚本・演出もやっているとは、知らなかったなあ。
続編。
[どれどれ。(続)]
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Profile : Takahashi, Hideki : 高橋秀樹
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