と言ってる矢先に、二日間、大雨。涼しくなっているではないかああ。
手元のこれら、どうするの。やっと祓えると思ったのに。またまた来年まで持ち越し ?
いいや暑いぞ。暑いですとも。ええ、ええ。
というわけで、ゆきますぞ。
大作とショート・ショート。どちらがいい ? え ? 両方 ? そうでしょうともそうでしょうとも。
夜は長いですぞ。じっくりたっぷりどっぷり、どうぞ。
今回は大作の方を いっコ。
(「タイサク」と読むように。濁点つきませんから。おっとと。)
[【本危】まとめサイト・本当に危ないところを見つけてしまった・・・]

読み始めたら引き込まれて一晩、費やしてしまいますね。
これ。いつ どこから 見つけて来たんだろ あたくし。。。記憶にない。。。
{発端。}
「友達がいなくなりました。なにか情報をお持ちの方がいましたら情報を下さい!お願いします!!」
ひとりのネットカキコミから、すべてが始まりました。その人の話は、こうです。
岡山にある不思議な一角。ある夜、男女六人で酔った勢いで肝試し。茂みの中に 柵 を発見。越えて中に入ってみる。建物は無くて電灯だけが点いている場所 に出た。
その電灯の真下位の所に扉 があった。
(この舞台設定だけで相当こわい。)
「その扉は地面についていて、そこだけを照らす様に街灯がついているんです。」
(こわいって。この舞台設定。)
「開けてみたんです。」
(なぜ開けるの。)
強烈な異臭に、女たちは外で待機。男三人が入っていった。
(なぜ入っちゃうの。)
数分後。「やばい、中に誰かおる!!ホンマやばい」飛び出してくる男たち。女たち共々、逃げる。
気がついたら男一人いない。丸18時間まったく連絡もないという。
{第一夜。現地に一番乗りした人も、音信不通に。}
「扉」というより 「蓋」 らしいね。
それはさておき、カキコミした本人も「また来る」と言い残し、ネットから姿を消す。
これはネタなのか本当に起きている事件なのか。
ネット上で知らない者同士でカンカンガクガク。
「よし。いっちょ現場に行って見てくるよ。ついでにソイツを救出できでもしたら英雄ってことか。オレ黒帯だし。」
ニックネーム「黒帯」、現地に向かう。
「俺達も近くだから行ってやろうか? ツレと兄貴と行くわ。俺、黒帯じゃなく英検4級だけど大丈夫かな。」
ニックネーム「英検」一味、名乗りを上げる。
「黒帯」、蓋の中に侵入。入ってすぐの小部屋に身を潜め、ネットで内部の様子を実況。
「てか、ひさびさにひたすら恐いんだが…」
「あーいかんな。援護に行った方がいいかな俺も。」
ニックネーム「566」も名乗り。
「黒帯」、脱出。
「今は蓋の横の雑木に紛れて隠れてる。マジ恐い。足の震えが止まらん。」
合流するのがよいのに、なぜか互いに出会えない「黒帯」、「英検一味」、「566」。
しばらくのち、「英検」から実況が入る。
「蓋が溶接されてる。」
「黒帯」からも実況。
「今二人組と合流した。懐中電灯あるので中に入るか検討中。
でもこの二人なんか臭い…英検?て聞くもそーしか言わん。とりあえず中の構造は把握した。他に入り口無いか調べて見る。 」
しばらくして、「英検」から「蓋」の画像、up される。
すげえこええ。
(これはさすがに、リンク先に行って、ご覧ください。)
加えて、戦慄の、「おれら『黒帯』には会ってないよ」証言が。
「566」からも「柵」の画像、up。
その後届けられる画像、どれもこわい。
続報、届く。
「蓋がないそうです。えーーーー
。。。
あいてます、あいてます、あいてるそうです。
近くで確認は無理だそうです。
。。。
あいてると言うか、ずれて人が余裕はいれそうな感じらしいです。
。。。
近寄れないそうです。正直ビビッてます
だそうです。 」
。。。
とまあ、こんな調子で、続々、燃料投下というカンジ。
読み始めたら止められません。
また、ネットでのこと。
一部または全部がネタかも知れず。誰かはウソなのか。ガチなのは誰か。
情報が不足していたり曖昧だったり錯綜していたり。
推理小説ですかミステリー小説ですか心理サスペンスですか。
いろんな要素が混じって、すごいことになっています。
その後。
毎夜毎夜、別動隊同士が、呪われたように、なかなか会えない。
書き残された地図が、意味不明であるだけでなく不気味 (画像 up あり)。
廃屋の中の絵画。しまったままの風呂の蓋。外に転がる冷蔵庫数台。
(それらも画像 up あり)。
エピソードも大道具小道具も、いちいち意味深でこわいです。
辺りの集落は人権問題的に難しいところで、あまり住民の目に付き過ぎるのもまずいらしい。
深入りしてはいけない土地。解明してはならない謎。
そう言い残しては消えてく人々もちらほらと。
。。。プロット揃い過ぎてますな、そこまでいくと。
あ、ところで。
ネット住民たちの話題にしばしば、「フシアナさん」という言葉が出てきます。
まあ知らなくても充分に楽しめますが、ある種、推理の鍵にもなり得ますので、
ご存じなくて知りたい方は、こちら過去記事で予習をドゾ。
[「ふしあなさん」まとめ。]
というわけで、ごゆっくり どうぞ。続きはコチラ。
[【本危】まとめサイト・本当に危ないところを見つけてしまった・・・]

短編集のほうが手軽でいいんだが、という方々は、次回 [その 2.] を ドウゾ。
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Profile : Takahashi, Hideki : 高橋秀樹
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