2008年03月25日

あたくし 高橋秀樹 は、世界の民俗音楽や民族芸能を愛好する者です。

民族音楽、というだけで、無条件に興味があります。世界中、どこの地域のものも、すべて、大好きです。また、世界の習俗にも興味があります。そうしますと見聞の過程で、こうした芸能は、どういう風土から生まれたのだろう、という興味もまた、自然と湧いてまいりますし、したらば、そういう芸能を生み出した民族がどういう歴史を持ち、どういう背景のもとに今があるのか、ということにも、興味の範囲が広がってまいります。
 そんなわけで、世界各地域の少数民族の歴史的経緯などなどそういうのですね、世間一般より多少あたくし詳しいみたいです。専門的・組織的・体系的に研究しているわけではございません。ただの民族音楽愛好者です。好きで聴いてるうちについでに得る知識が蓄積されて、たまたま、ちいとばかし詳しくなりました。
 最近ブログにて、チベットや中国ネタの比重が大きいですが、それもホント、たまたま。わたくしノン・ポリ。右とか左とかないです。政治的な人間ではございません。まままま、いっぺん、申しておかんと、それ。
 ただ、漢民族の伝統琵琶の CD を聴いて、かっちょええ〜、と感動する一方、チベットの音楽・芸能もやはり好き。チベットは中国でもなんでもなく、全く独自の文化。それも、尊敬せずにはいられぬ本当に素晴らしい文化の国です。

その敬愛する民族・国が陰惨極まるホロコーストに覆われています。

毛沢東が「チベット解放」と称してチベットを侵略しました。それが始まりです。「解放」といっても、漢民族にチベットを解放する、という意味。すなわち侵略です。こうしてチベットは中華人民共和国の領土に組み込まれてしまいました。

先ほど私はチベットのことを「国」と申しました。もちろん現状の国境のことを言っているのではありません。行政区分としての線引きが実際どうであるかなど、私は興味ありません。歴史的・言語学的・民族学的に見たなら、あの地域はチベットとしか言いようがない、ということです。それが大事。あの地域は中国でもなんでもなく、全く独立した独自の文化・背景・歴史を持つ一国としか言いようがないのです。

話を戻します。
「チベット解放」という名の侵略時も、それはそれは陰惨なものだったと聞きます。また、人権蹂躙は侵略時点のみで終わらず、連綿と今まで継続していました。それも存じております。で、今回の動乱です。過去のエピソードではなく、チベットの惨状が、まさに今、現在進行で起きているのです。
そうしたなか、どういうわけか、新聞やテレビの報道は、質・量、はなはだ不充分です。追及も、全くもって手ぬるく、どうしようもありません。一方、チベット問題は世間一般にそんなには知られていないし、興味も持たれていないらしい。
チベット問題を的確に認識してらっしゃらない方は、当ブログの読者の中にも、いらっしゃるようでした。うーん微力ながら この あたくしが、知識補完のための啓蒙記事を挙げていかにゃならんかしら、などと思っちゃったり。

本来ならば、軽い話やバカ話を主にアップしてゆきたいので、政治っぽい話題で埋まるのは、不本意と言えば、そう。日常この手の話題にそんなには触れないで済む世界であって欲しい、と祈るばかり。

世界の全民族の平和と幸せ。それが私の願いです。



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Profile : Takahashi, Hideki : 高橋秀樹
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posted by (旧) hinden (まほまほファミリー) at 03:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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