2013年03月22日

[商業音楽で GO !!] (コード進行篇 07) ヒット曲のサビなどに頻出。王道コード進行。

仰天。
とりあえずコレで作っておきゃ
それっぽい流行りのカンジの曲になる、
という、日本人好みの、ネ申進行。

これぞ、

IV ⇒ V ⇒ III ⇒ VI

です。
キーが C の場合でしたら、

FM7 ⇒ G7 ⇒ Em7 ⇒ Am7





部分的に代理のコードに代えても大丈夫です。



バリエーション 1.
「III」を「III7」に代える。

キーが C の場合でしたら、
FM7 ⇒ G7 ⇒ E7 ⇒ Am7

これは「E7」の時に キーは A に転調していますね。
(ただ次に鳴らされるのが AM7 ではなく Am7 ですので、一時的な転調に過ぎません。)



バリエーション 2.
「IV」を「II」に代える。

これは、サウンド的には、ほとんど同じですね。

(ギター や ピアノの右手 は FM7 のつもりで弾いていて構いません。
ベース や ピアノの左手 だけが、勝手に D (レ) を弾けばよい。
そうすりゃ自動的に Dm7 になります (厳密には Dm9)。)

II ⇒ V ⇒ III ⇒ VI
すなわち、キーが C の場合でしたら、
Dm7 ⇒ G7 ⇒ Em7 ⇒ Am7





ちょっと待てい。

それ、前回の循環コード
I ⇒ VI ⇒ II ⇒ V
を途中から始めたものとホボ同じでは。



そそそそ。
I (CM7) が III (Em7) に代理されている、
と捉えていただければ。

違いはと言いますと、マイナーコードの比率が高くなっていますので、
より哀愁を帯びたコード進行となっています。

明るい中にも翳りがあり、
暗い中にも陽の当たる瞬間はあり。

微妙にメランコリック。
琴線に触れる何かが、このコード進行にはあるようです。





実例付きの解説がありますので、人の YouTyube ですが、こちらをご覧ください。



[JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた 後編]
http://www.youtube.com/watch?v=fkhCwNwuMUQ



[JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた 前編]
http://www.youtube.com/watch?v=VMW4eyNY_Rk



この動画の作者のブログ、該当日記。

[JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた、という話 - 音極道 Music Hacks]
http://www.virtual-pop.com/music/2008/10/jpop.html

[音極道茶室: YouTubeで見る "J-POP王道コード進行" の歴史]
http://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000194.html



ニコニコ動画 が 元だったようです。同じ動画です。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4947752
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4947852





[商業音楽で GO !!] 目次。
http://hinden.at.webry.info/201303/article_14.html




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ラベル:音楽理論
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