2013年04月06日

[商業音楽で GO !!] (コード進行篇 09) ディミニッシュを経由して、どこへでも転調。

通常のセブンスコードが、(キーが C と仮定して) 鍵盤の白いところいっこ飛ばしで 4つ積み重ねてできているわけでずか、ディミニッシュ (Diminished chord) は、そういうのとは違っています。
鍵盤の白いところも黒いところもいっこと勘定して、2コ飛ばしで 4つ積み重ねてできています。
すべてのディミニッシュを表に書き出してみます。
 ↓ 

ソb
ミb


ソb
ミb
ミb


ソb
ソb
ミb

C dim7 Eb dim7 Gb dim7 A dim7
シb


レb
レb
シb


レb
シb


レb
シb
Db dim7 E dim7 G dim7 Bb dim7

ラb
ファ


ラb
ファ
ファ


ラb
ラb
ファ

D dim7 F dim7 Ab dim7 B dim7


表をご覧になってお気付きの通り、
横に並んだ4つは、コードの構成音は同じです。(積まれた順番が違うだけ)
つまりコードの構成音だけを見れば、
ディミニッシュは 3種類しかありません。

このために、
A dim7 と書いても C dim7 と書いても どっちだっていいじゃないか、
と考える人もいます。
確かに、ギターだと、押さえるトコ、結局同じですから。

ベースや ピアノの左手 が、4つの構成音のどれを弾くか、というのが、重要です。
ラ (A) を弾くなら A dim7、
ド (C) を弾くなら C dim7、
ということになります。

ディミニッシュが使用されると、キー (調性) が あいまいになります。
今 鳴っているのが
A の変形なのか
C の変形なのか
は、ベースが何を弾いているか
で、かろうじて知ることができるのみ。



あいまいなために、これを経由して、何にでも転調ができます。



ディミニッシュを使った、スムーズなコード進行の例 (2種類)。
 ↓ 
I ⇒ #Idim7 (bIIdim7) ⇒ II ⇒ V
I ⇒ bIIIdim7 ⇒ II ⇒ V

キーを C とすれば、この 2種類のコード進行。
 ↓ 
CM7 ⇒ C# dim7 ⇒ Dm7 ⇒ G7
CM7 ⇒ Eb dim7 ⇒ Dm7 ⇒ G7

(※ 実は、
C# dim7 は A7 の代理、
Eb dim7 は D7 の代理 でも あります。その話はまた後日。)



ここでですよ。
Eb dim7 の代わりに、構成音同じの
C dim7 や
A dim7 や
Gb dim7 を使っちゃう。
そのコードを bIIIdim7 と思って ⇒ II ⇒ V と展開してっちゃえばヨロシ。

CM7 ⇒ Eb dim7 ⇒ Dm7 ⇒ G7 ⇒ CM7
を元に、
CM7 ⇒ C dim7 ⇒ Bm7 ⇒ E7 ⇒ AM7
CM7 ⇒ A dim7 ⇒ Abm7 ⇒ Db7 ⇒ GbM7
CM7 ⇒ Gb dim7 ⇒ Fm7 ⇒ Bb7 ⇒ EbM7



さらに。
#Idim7 である C# dim7 (Db dim7) を鳴らしておいて、
いえいえこれは #Idim7 ではございませんよ bIIIdim7 ですよ、と言い張りwww、
C# dim7 の代わりに、構成音同じの
Bb dim7 や
G dim7 や
E dim7 を使っちゃう。
そのコードを bIIIdim7 と思って ⇒ II ⇒ V と展開してっちゃえばヨロシ。

CM7 ⇒ C# dim7 ⇒ Dm7 ⇒ G7 ⇒ CM7
を元に、
CM7 ⇒ C# dim7 ⇒ Cm7 ⇒ F7 ⇒ BbM7
CM7 ⇒ Bb dim7 ⇒ Bm7 ⇒ E7 ⇒ AM7
CM7 ⇒ G dim7 ⇒ Gbm7 ⇒ B7 ⇒ EM7
CM7 ⇒ E dim7 ⇒ Ebm7 ⇒ Ab7 ⇒ DbM7





とまあ、こんな調子で、ゆきたい調に自由にゆける、というお話でした。





[商業音楽で GO !!] 目次。
http://hinden.at.webry.info/201303/article_14.html




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