2013年04月10日

[商業音楽で GO !!] (コード篇 11) 「イエスタデイ」のビックリ ? なコード進行。

というか当時のザ・ビートルズ。ハーフディミニッシュを知らなかったんじゃないかと。
それがかえって劇的な効果に。



まずは、
へ長調 (キーが F) の曲なので、
へ長調 (キーが F) の場合のコード表を置いときますね。
E
C
A
F
F
D
Bb
G
G
E
C
A
A
F
D
Bb
B
G
E
C
C
A
F
D
D
Bb
G
E
FM7 Gm7 Am7 BbM7 C7 Dm7 Em7(b5)
I II III IV V VI VII

 ↑ 
この表をふまえて。
出だしのコード進行を確認してみましょう。
 ↓ 

F
Yesterday,

Em   A7
 all my troubles seemed so

Dm
far away,



特筆すべきなのは、2番目の Em です。
コード表をご覧の通り、キーが F の曲で Eなんちゃら を鳴らす
っちゅったら、
「Eハーフディミニッシュセブン」のはずですよ。
ところが、
「Eマイナーセブン」 !!

これに当時の皆さんは新鮮な感じを覚えたわけです。

ハーフディミニッシュが鳴らされなかったということはこの瞬間、
なんかのキーに転調しているらしい。しかしマイナーセブンなので
II なのか III なのか VI なのか、分からない。
転調はしたらしいがこの時点ではまだ、何に転調したのかは分からない。
その後、
II ⇒ V ⇒ I
と (これはお決まりの) 進行をして、ニ短調 (Dm) に落ち着いています。





後記。

このコード進行に魅了されたひとりに
まだカケダシだった頃の、のちの大作曲家・穂口 雄右 氏 がいます
(一連のキャンディーズの作品などなどを作曲)。
「このコード進行は一体どういうことか」と偉い理論の先生に聞いたそうですが、
「冗談じゃない。ビートルズなんて理論も何もない、デタラメだ。」
という返事が返って来て、
「こりゃあコイツ先がないな」と権威に見切りをつけたそうです。





追記。

ところで、ジョンもポールも ギターで Fコード は 苦手だったみたいですね。
次号、余談をお届けします。





[商業音楽で GO !!] 目次。
http://hinden.at.webry.info/201303/article_14.html




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