2017年11月18日

[シャンソン訳詞] 「詩人の魂」(L'Ame des poetes)

1.
詩人たちがこの世を去って、ずっと、ずっと、ずううっと経った今でも
彼らの作った唄は、いまだに流れる、あちこちの通りで
誰もが何気なく唄う。  作者の名前も知らずに
誰のために ハートが高鳴るのかも 分からずに

時には、歌詞とか フレーズとかも ちょっとしたところが変わってしまう
思い出せないときなど、ただ こう やっちゃうことも
ララララ、ララララレ と。

2.
詩人たちがこの世を去って、ずっと、ずっと、ずううっと経った今でも
彼らの唄は、まだ流れている、街中を

[Torio]
ある日 たぶん 僕がいなくなっても   いつの日か歌ってもらえるだろう
哀しみをなだめる この 曲       あるいは運にも恵まれ
年老いた乞食を元気づけたりするんだ   あと、子供を眠らせたりね
流れてゆくのさ水辺を          春   テレビとかラジオとかからね

[Reprise]
詩人たちがいなくなってからも ずっとずっと長いこと その唄は みんなの心に 生き続ける

[Coda]
身軽な彼らの魂、それは彼らの唄。
人を楽しくも、悲しくもできる。誰の心でも。
女の子、男の子、ブルジョア、アーティスト、風来坊 …




Charles Trenet – L’âme des poètes (Longtemps, Longtemps) (1951)
作詞・作曲・創唱 : シャルル・トレネ

訳詞 : ひでき (1994)



[注釈]

・「Torio」の部分は、歌われないことがほとんどです。しかし、詞といい、メロディ、和声、盛り上がりといい、ここが、イイんです。ひんでん さん は 断然、省略せずに歌います。

・もとの詞にある単語「un Phono」に当たる部分は、訳ではないです。現代に合わせて詞自体を変えちゃいました。当時はそのような想像だったのでしょうが、未来に思いを馳せているシーンで、蓄音機から、てのはない。というわけで「テレビやラジオから」としたのですが、このあたくしの訳 (1994年) も既に古いです。コンビニから、とか、スマホやタブレットから、とか、ニコ動とかSNS上で、とかに変えてゆかにゃと思います。



[楽曲「詩人の魂」との関わり]

「シャンソン歌手としての」、ひんでん さん は、この楽曲で、始まったのです。
(あの頃はまだ「ひんでん さん」という活動名は定着していなかった、そんな古い時代のお話し。)
初お目見得コンサートが 1994/09/09 Fri の「Manda-la2」のことでしたが、
その夜の 1曲目が、「詩人の魂」だったのです。



[ひんでん さん の場合の、演奏の定番]

1.
key of A で開始。
序盤 (前奏 + 冒頭 4行) のみ、ひんでん さん ピアノ弾き語り。テンポは、ゆっくり。
弾き語りパートの終わり際、AM7 のあと、BM7 を弾き、ムリヤリ 2度上に転調。
2.
ひんでん さん、センターのマイク前に移動。
本来のピアノ伴奏者とピアノは交替。
3.
ひんでん さん のカウント 2つ (声には出さない) で、
突然、倍のテンポにて、key of B で、再開。
4.
世によくあるアレンジである「Trioの部分の歌なし」は採らない。
逆に、表現MAX。声量の面でもココがいちばんの盛り上がり。
歌なしの部分を設けるんだったら、その後の Aメロ Reprise の部分。
そしてすぐ、「Coda」歌唱。
5.
最後の最後に C# の音程で(本来歌わない、歌詞も付いているわけでないフレーズ)「encore」と伸ばして、歌唱終了。(元詞・原曲にないアドリブ)



[日本語詞について]

この楽曲の場合は、ひんでん さん、原語 (フランス語) で、歌唱します。
既存の日本語詞に「これは」というものがないためです。
(最も出回っているのは、ビジョップ 節子 氏による日本語詞でしょうか…)

L'Ame des poetes (詩人の魂)| Quand il est mort le Poete (詩人が死んだ時)

[次回の、シャンソン 案内]

今回ご紹介申し上げた、この、「詩人の魂」も、上演される日。
コレ !!
 ↓ 
場内の皆様に まじない を掛ける ひんでん さん。@西荻ジジアナベル。2017/10/13 Fri
11/24 金曜。
「ひんでん さん の、おフランス講座」!!
 
きっと楽しいので、来て来て来て。
 
本格的なシャンソン (ピアノ弾き語り)

お笑い「フランス語発音講座」。
 ↓ 
@西荻ジジアナベル「20 minutes」なるイベントに出ます。
http://hinden.at.webry.info/201710/article_18.html

場内の皆様方を巻き込んでその場で混声4部合唱を完成させたり、音楽の「まじない」を掛けたり、
といったようなの
「も、含めて」

ステージを、
という、お店のママさんからのオファーです。

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カフェバー [Zizi Anabelle] (Live & Art)
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東京都杉並区松庵3-38-14 尾崎ダイヤビル2F-A
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[今回の、「詩人の魂」、演奏上の特徴]

全篇、ピアノ弾き語りです。
この楽曲の全篇を、「ピアノ弾き語りで」、お届けするのは初めてです。
上述の、「[ひんでん さん の場合の、演奏の定番]」と同じ調子にはゆかない、てところが今回の挑戦の部分となります。(とりあえず「1.」の、冒頭の転調は、やらんかな今回は。スキル上のハードルゆえに (あたくし本来ピアノの人じゃない…)。)



[関連する過去日記]

「場内の皆様方を巻き込んでその場で混声4部合唱を完成させたり、音楽の「まじない」を掛けたり、…」
http://hinden.at.webry.info/201710/article_13.html

[ひんでん さん の、シャンソン歌手 としての 側面。]
http://hinden.at.webry.info/201711/article_17.html

[[シャンソン訳詞] 「詩人の魂」(L'Ame des poetes)]
http://hinden.at.webry.info/201711/article_18.html

[[シャンソン訳詞] 「パリの空の下」(Sous le Ciel de Paris)]
http://hinden.at.webry.info/201711/article_19.html

[[シャンソン訳詞] 「詩人が死んだ時」(Quand il est mort le poete)]
http://hinden.at.webry.info/201711/article_20.html

[シャンソン「メケメケ」の訳詞、ひんでん 版 (ちょい 明石家さんま 風)。]
http://hinden.at.webry.info/201309/article_26.html

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注 : この日記は、下記日時に書かれました。
posted : 2017/11/18 21:30

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