2019年06月30日

生涯で最大最凶の、無茶振り案件。(システムエンジニアのほう)

(今を去ること 6年前の 思い出 話 です。)
 
2013年02月。
「SQL Server」はやったことがない、と何度も明言しておりますのに、「大丈夫大丈夫、いいからいいから」「でも他のDBは経験あるんでしょ」「SQLは、オッケーなんだよね」…、などなど。
中間に入っていた会社の営業さんたち。部長っぽい人も、鉄砲玉っぽいヒラの人も、口を揃えて脳天気に なだめてきます。
「とりあえず面談だけでも」と押し切られ、先方(〇〇さん)の話を伺いに参りましたらば。性能とか効率とかも気にしておられます。とりあえず願いがかなうように ただSQL組めればいい、てんじゃなかったです。
面談から帰って、営業さんたちに「こちらからお断り申し上げたほうが」と進言するも、「やれるだけのことはやってください」「分からないなら分からないなりに勉強するとか。ネットで調べるとか。」…

完全にミスマッチ案件ですよ。しかし、どうあっても受ける方針のようです。
新しい技術に挑戦するのは好きですけれどね。それでどこにも迷惑を掛けなければ。

で。学習した web ページ。事前に これだけのドリルをやっておきました。


SQL Server 2012 (コードネーム "Denali") について知りたい
ささっと試せる SQL Server 超入門
SQL 基礎の基礎
ログイン認証とオブジェクト権限
Transact-SQL 入門 (T-SQL)
開発者のための Transact-SQL 応用
SQL Server Always On による可用性の向上
DWH (データ ウェアハウス) 関連の新機能
データのコピーと現場で役立つ便利な操作集
SQL Server 2012 新機能ダイジェスト (BI 編)
PowerView & Reporting Services 編
Integration Services 入門
Integration Services 応用
Reporting Services によるレポート作成 (上)
Reporting Services によるレポート作成 (中)
Reporting Services によるレポート作成 (下)
Analysis Services 多次元モデル入門
Analysis Services 多次元モデル応用
Analysis Services によるインメモリ BI 入門
PowerPivot for Excel によるセルフ サービス分析
Transact-SQL 入門 (T-SQL)
バックアップと復元
インデックスの基礎とメンテナンス
ロックと読み取り一貫性
監視ツールの基本操作
セキュリティ
データ パーティション入門
ディザスター リカバリ
SQL Server 2008 ユーザーのための SQL Server 2012
SQL Server 2005 ユーザーのための SQL Server 2012
SQL Server 2000 ユーザーのための Integration Services (SSIS) 入門


ある程度の準備はすることあっても、ここまでの自主的な予習をする人を知らんです、自分で言っちゃいますが。だって、なにせ、知らん技術。いっぺん仕事で実際にやってみるまでは不安は払拭されないです。荷が重いったらないです。



一方、先方の〇〇さんも、なんか変。メンタルが普通じゃないです。生涯 出会った中でも突出して変な人です。
営業さんは毎日かなりネチネチ責められているご様子。「オレもう〇〇さんヤダよぉ。」鉄砲玉さんと言い その同僚と言い、口々にボヤいております。
まー、〇〇さん。正当な心配を正当にしているのでは、という側面はなくはないのです。面談の時にあたくしが「SQL Server そのもの自体については経験がない」と申し述べてますしね。「大丈夫なのか」と、ツッコミは入って当然かと。

しかししかしそれにしても。
ここまで悪条件が重なっている案件も類例を見ません。

「〇〇さんとはコミュニケーション気を付けて」的なことを営業さんたちから盛んに言われます。まーしかし自分、変人さんにはなつかれることも多いし、そこは案外となんとかなるやも。

ここは伝家の宝刀、必殺の裏技、ブライベート情報のカミングアウトとゆきますか。
「いやーアフターファイブは、いかがわしい場所で女装してピアノ弾いてたりしてるんですよー、あっはっはー。」

危険と隣り合わせですが当たるときは当たる両刃の剣の この手。フってみましたら、アタリ。めっちゃ話題に食い付いて来ました。これを境に急速にコミュニケーションが円滑に。やりました。

(と その時は思いましたが、あとでこれが絶好の攻撃の的となり、いい口実として利用されてしまいました。以降、システムエンジニアリングの職場にて正体を明かすことはしないこととしました。)

そんなこんなでついに、不安ながらもプロジェクト参入。
業務の説明を受けるも、やばい、さっぱりピンと来ません。
いついつまでに完成、というようなセッツキがある割には、仕様は固まっておらず。
可変な部分はブラックボックスのまま進められるところを、て、…ない。
結局のところ今週はまだ、具体的な製造に入れません。
業務の理解、仕様の検討。と、あと あたくしのバーイは新技術の習熟、どう実現するかのノウハウの取得。そこに重点を置き、来週以降、満を持して一気にガーッ ! と。という構想となりました。

ところで あたくしには プロジェクト参入前から決まっていた スペシャルな用事が、第1週の金曜夜に ございました。その日は残業できません。前述の「カミングアウト」も、この日に定時で上がるための前振りの意味もございました。〇〇さんも、「なら金曜はさっさと帰らないとね」とおっしゃってました。その分、月火水木は自主的に残業です。とはいえ、調査とか理解とか、ですから、どこまでやったら終わり、というものでもございません。適当なところで、もう充分にやったな、と満足して帰るしかないものです。んんー。終わりのない作業。

で、因縁の、金曜になりました。

「お。帰りたい、と。準備はすべて終えてて、来週以降の作業で困ることは何一つないんですね。」
(無茶 言いなさんなー。)

「ほー、終わらせておくこと できてないのに、帰るんですか。だいたい昨夜はいつまでやってたんです。」
「20時半。」
「なぜ もっと やらなかったんですか。」
二の句も継げません。
雲をつかむような作業を無限には続けられません。「ここまで働いたなら充分でしょ」ということで自分的には「偉ーい、あたくしってば」とまで思ってたくらいでしたが、〇〇さんの意識は違ってました。

やんなりました。
かつ、怒りの真の原因は、「終わってないのに帰る」てのとは別に、あるようなのです。
それについては、こちらにまとめました。
 ↓ 
[システムエンジニアの職場にて「もうひとつの顔」は伏せておいたほうが得策な理由。]
https://hinden.at.webry.info/201906/article_28.html

この現場では、もはやこの先どう頑張ろうが
針のむしろ
であること、確定です。
もう、孤独な頑張りに終止符を打ちたいです。この件でクビにしてくれるといいな、と、内心、こい願いました。たとえ一家を路頭に迷わせてしまおうが、もーうイヤです。

「月曜は来るに及ばず」と弊社(当時)を通じて連絡が来た時には、やったー !! と小躍りして喜びました。

そして 誰からも どこからも 庇われなかったです。

せっかくの案件だったのに非常識な言動で雇い主を激怒させてしまったと。
その時 中間に入っていたクダンの会社と弊社(当時)との間も おそらく絶縁。
非常識な人たちから非常識なやつと思われてしまった模様。

そして、弊社(当時)の社長さんも、最初は不思議がっていたのです。「それほどまでに怒っている、というのが分からない。仕事終わってないのに帰ろうとした、で怒るにしても。」と。しかしその後、「激怒の真の理由」を聞き、「あ、オレ、分かっちゃった。なるほど、これは秀樹、お前がイカン。考えや言動を改めてくれないと、オレ、お前をもう雇えない。」

(繰り返しになりますが、「激怒の真の理由」については、こちらをご覧になられて。)
 ↓ 
[システムエンジニアの職場にて「もうひとつの顔」は伏せておいたほうが得策な理由。]
https://hinden.at.webry.info/201906/article_28.html



あたくし一人だけが悪い、おかしい、非常識だ、ということで、この話は落着したのでした。
ひんでん、UFO を呼ぶ教祖様になる。(映画)

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