2021年10月30日

[商業音楽で GO !!] [コード編 15] [ベース編 01] ベースはルート音を弾くべし。(あえて「仕方なく」5度上の音を弾くのはどんな場合か。)

ここで言う「ベース」とは、下記。
・「楽器」の「ベース」。
・ソロ、もしくは他に低域を担当する楽器奏者が居ない場合の…
  … ピアノの左手
  … ギターのいちばん低い音を出す弦
  … その他の楽器。

ルート音 (つまりコードが
「C」だったら「C」
「E」だったら「E」
「A」だったら「A」)
を弾いてください。
それでないなら、せ、め、て、
5度上の音 (つまりコードが
「C」だったら「G」
「E」だったら「A」
「A」だったら「D」)
を弾いてください。

これ、わざわざ5度上を弾くベーシストのかたもいらっしゃいますが、やめてくださいねー。あくまで「仕方なく」です。

で、「仕方なく」にしろ、あえて5度上を弾いたほうがいい場合はあるのでしょうか。はい、あります。それは、ボーカルもしくはメロディ担当楽器がルート音を取っている時です。
 ↑ 
はい、これ、当講座の初回に出てきた話です。
 ↓ 
[(メロディ篇 01) メロディはベースと同じ音にするなよ。]
http://hinden.at.webry.info/201303/article_2.html
(ほんのちょっとしたことに気を遣うだけで、格段にカッコ良くなる。 その最たるテクが、コレ。)
(極力、ボーカルはベースと同じ音を取らない。)
 ↑ 
これですね。まーむしろ、作曲家・編曲家が、よくないです。主メロがルート音を取る だなんて、そんなダサいこと やっちゃあ なりませぬ。しかし そう楽曲が創られて居るんじゃあ、仕方ないです、ベースのほうが、ルートから逃げるしかないです。しかし、こうゆ場合、コード表記は下記の通りにしといていただきたいですね (そうなってない譜面があったら、それ書いた作曲家・編曲家がクソ)。
つまりコードが
「C」だったら「C」ではなく「C/G」(じーぶんのしー)
「E」だったら「E」ではなく「E/A」(えーぶんのいー)
「A」だったら「A」ではなく「A/D」(でーぶんのえー)



[追記] (ピアノなどキーボードでの左手の場合)

左手は、絶対、ルート音を、それも基本、オクターブ弾き。可能な限り低域で。(だからキーボードでもピアノと同じ、88鍵、欲しいもの。)
(「ド - ソ - ド」と、オクターブ弾きの中に「ソ (5度)」を混ぜるかどうかは、その時その時のセンスで。)



[追記] (ギターの場合)

他にベースやピアノなど低域を担当する楽器奏者が居る場合は さほどには気にせんでええですが、そうでない場合は、いちばん低い音を出す弦 (6弦) には注意をしてください。ルート音か5度上の音かのどちらかに限定してください。もちろんルート音が望ましいんですが、楽器の特性上、5度までは容認しましょう。しかし3度はダメです。
 ↓ 
(代表的な例としては、「C」系のコードです。開放弦のままですと「E」(3度) の音がいちばん低い音となってしまいますので、6弦は 必ず 3フレット目を押さえて弾いてください。それがシンドければ、いっそ 6弦は 弾かないでください。)



[商業音楽で GO !!] 目次。
http://hinden.at.webry.info/201303/article_14.html



スティーリー・ダン Aja作曲術と作詞法 - ドン・ブライトハウプト, ジミー益子, 冨田恵一(冨田ラボ), 奥田 祐士
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