[音楽理論] コードから必須でない構成音を省いて演奏する。(ひんでんさん代表曲「彼岸」を例に説明)

「コードも足し算かと思いきや割と引き算だったりして、コードの概念が爆発しましたｗ」(from ドドコちゃん)

はい〜、このたび、ありがたくも嬉しいことに、ドドコちゃんが「彼岸」をカバーしてくださいまして。その時にいただいたコメントが上記。

それを受けまして。では、メイキング (制作過程) でのウラ話をば。

その通り、編曲にあたり、気持ち良いサウンド (コード) を まずはハメてったあと、必須な音を残し、そうでもない音は いっそ弾かない !! て手順を踏みました。
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要するに、こおゆうん。
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・例えば「CM7」(ドミソシ) のカンジが欲しい場合。ベース (ピアノの左手) が 「C」(ド) さえ弾いていれば、倍音の関係で うっすらながらも同時に「ソ」は鳴っているし、なんとなれば「ミ」も鳴っているので (よしんば鳴ってなくても 脳が補完し てそう聴こえてるので)、右手は「シ」さえ弾いていれば事足りる。
・逆に、ボーカルのメロディが「シ」に行ってる時、ベース (ピアノの左手) が 「C」(ド) を弾くなら、その時点でコードは「CM7」に決定。
・同じ手法で、「C add9」の効果を狙いたいんなら、ベース (ピアノの左手) が 「C」(ド) さえ弾いていれば、右手で必須なのは「レ」のみ。ボーカルのメロディが「レ」なら、右手は一切弾かなくたって「C add9」。

・あと、そもそもーの大前提として、ボーカルのメロディはベースと同じ音を取らぬよう、互いに避け合うようにアレンジします。それどころか、伴奏が「ドミソ」と鳴っていたらメロディは極力「ドミソ」以外の音にゆくようにします。メロディ先行の場合はベースやコードのほうを工夫し、とにかくメロディはコードの構成音(3和声)以外になるように仕組みます。(メロディは 9th だの 7th だの 6th だの といった美味しいところにしかゆかないように創るのです。)
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「彼岸」での実例を挙げときますと例えば、歌い出しの「一回忌…」が「ソレドシソ…」。2音目で早くもナインスです。この時、ベース (ピアノの左手) が 「C」(ド)、ピアノの右手とボーカルが「レ」。それ以外には鳴らしていません。



そのほか、「彼岸」の作曲術については モロモロ まだまだ語り尽くせぬところではございますが、今回のところは この辺で。



[「彼岸」の動画、ドドコちゃんのカバー版]

https://www.youtube.com/watch?v=l6RRniZA6JU

[[YouTube] ドドコちゃんのカバー、意欲的でオススメ。ひんでんさん代表曲「彼岸」。]
https://hinden.at.webry.info/202204/article_25.html



[「彼岸」の動画、オリジナル]

(正式には、「ぬかるみで ころげた子が」と「ふと」の部分には、ハモリが付きます。ハモリ役を担ってくださるカタ、常時、募集しています !! )



[関連する 過去 SNS]
(冒頭に紹介した ドドコちゃんのコメント付のヤツです。)
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RT
Doi Dodoko
3月30日 23:19 ・
バラード曲に挑戦してみました
いっやー歌もミックスも難しいわ(･∀･)誰か教えてください(･∀･)
戦争未亡人で詩人だった町田志津子さんの詩に Hinden Takahashi Hidekiひんでんさんが曲をつけた『彼岸』のカバーです。
https://www.facebook.com/dodoko.watanabe/posts/502877124713947



よろしければ こちらの日記も。
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[[商業音楽で GO !!] 目次。]
https://hinden.at.webry.info/201303/article_14.html

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