米を研ぎ終え、カマを炊飯器にセットし、蓋を閉め、「炊飯」ボタンを押そうとした時です。
ちろっ、ちろちろっ。炊飯器の外壁を這うモノ。
「G」です。小さいタイプの方。
困ったな…
蓋閉まっているとはいえ、中に食べ物が入ってるんで、スプレーするのがためらわれるんだが…
と思っている間もなく !!!
しゅるっ。
ちょ !!!! ちょっと…。なにしてくれるの。
… 入り込みやがった…。
「ちょうつがい」というかね、蓋と本体との間の接合部分。
そのスキマから、中に。
ええっ。えええええっ。
…ど。どうしよ。どどどどうしたら…。
意を決してガバッ ! と蓋を開けます。…
誰もいません。…
とりあえず、カマを外して、どっか違うトコに米を隔離いたします。
炊飯器は、蓋を閉めます。
…
さて。
どうしてくれようか。
蓋を開けて、中にいない。ということは…。
蓋自体の内部、すなわちメカの部分に入り込んだか ?
…それはそれで嫌だ。
「G」成分入りの蒸気。水滴となって染み出て御飯に ぽたっ と落ちるのか ?
…それは断じて困る。
蓋と本体との間のスキマ目がけて、シュシュシュシュのシューーーーーーッ !!!
もうイッチョ、しゅううううっ !!!
しばらく見守ります。何も出てきません。
蓋を開けてみます。スプレーが渦を巻いて本体の底へと降りてゆきます。しかし誰もいません。
いないなあ。出てこないなあ。蓋を閉めてっと…うわっ!!!
ホラー映画の定番のようなタイミング。怪しいと見に行って結局なんともなくてホッとして振り返ったときに居た〜 !! みたいな、最大限ビックリさせるような出方をするんじゃない !!
大慌て、というったカンジで、高速度で飛びだして来ました。「G」が。接合部分から。
しかし出てきたのが一匹でよかったわい。わらわらっ、と出てこられたら発狂モノじゃ。今 たまたま ポンツク一匹だけが迷い込んだだけかの。別にお気に入りスポットになっているわけではないかの。信じていいかの。
しかしどうする。殺虫剤まみれの蓋。オマケに「G」が這ったあとの蓋。しかも主にその蓋の内部が汚染。
蓋が外せて洗える、てタイプの炊飯器じゃないんだけど…。しかし洗わぬわけにゆかぬ。表面拭いたってしょうがない、内部が洗い流されないと。
水道の水をスキマに。どぼぼぼぼぼぼ。ざざーっ。どぼぼぼぼぼぼ。ざざーっ。どぼぼぼざーっ。
洗いました。
蓋を開けたまま、しばらく放置 (蓋は本体の端から垂直に立った状態)。
なにこれ、イヤーン。
茶色い汁。
接合部から、じょわ〜、と染み出ています。
イヤイヤ、なにこれ。この茶色い汁。あとからあとから。
たぶん、おコゲ成分だと思う。それか、炊き込み御飯だってよくやるんでそれの…。
ええ、ええ、きっと食べ物起源の色でしょうよ、そうでしょうとも。
しかし。しかしっ。
茶色。この色彩は。… ××××ジル ? … とか ? …
んなわきゃねえだろがっ。
執拗に洗います。
何度洗い直しても、染み出してきます、茶色い汁。
繰り返し繰り返し洗います。なかなか薄くもなってきません。
まだまだっ。…。まだまだっ。…。
…
やっと薄くなってきました。
蓋の内部に水を入れては、かぽぽぽぽぽ、と水を出します。あとなんサイクルか繰り返し…。
今日ントコは このへんでカンベンしといたらあ。
あとはある程度、内部が乾くのを待って、と。
数時間後。
やっと飯が炊けるう。飯が食えるう。
炊飯器、スイッチオン。
…
無反応。電源が入りません。どのボタンを押してもまったく反応ございません。
壊れました…。
「後記」 (豆知識) を読む
posted by (旧) hinden (まほまほファミリー) at 23:59| 東京 ☀|
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