折しも 2本ほど
グルジア 関連 を書いていますが、あたくし、もともと、あのヘンの地域、ものすごく注目しています。旧ソビエト連邦の一部で今は独立している国々も、また現在ロシア領内である地域も。そして少数民族の習俗や民俗芸能・民族音楽。
シリーズにして、折に触れ少しずつ、ご紹介してゆきたいと思いました。
で、今回は、「タタール」を取り上げます。
タタール人。
中国語では、韃靼人 (だったんじん) と呼ばれますね。ボロディンに「韃靼人の踊り」という有名な曲、ございます。あと「韃靼そば」て蕎麦もございますね。
タタール人にもいろいろございまして、中国領内にも「タタール族」という呼び名の少数民族がいます。
タルタル人と呼んだ場合、トルコ系。あの「タルタルソース」の。
モンゴル系、テュルク系 (トルコ系)、ツングース系、と、ございます。モンゴル高原からリトアニア(東ヨーロッパ)にかけて、広く、ばらついています。
中国ではモンゴルのことを「韃靼」と呼んでみたりやっぱり元の通り「蒙古」と呼ぶことにしたり、ころころ変遷しています。
自治国の体裁がある例としては、以下 2つ。
クリミア・タタール人。クリミア自治共和国 (旧ソビエト連邦、現在ウクライナの領内にある)。
ヴォルガ・タタール人。タタール自治共和国 (ロシア連邦内にある)。
ただ単に「タタール人」といった場合、ヴォルガ・タタール人のことを指している場合が多いです。
現代音楽の作曲家、ソフィア・グバイドゥーリナ。現代のクラシック界に、グバイドゥーリナさん という、ゴキゲンなおばさんがいます (ヴォルガ・タタール人)。両の瞳の様子は、まるで少女です。来日した時は、ベトナムのブリドゥリという民族楽器を 実演してさしあげましたら、「オウ」と目をまーるくしてらっしゃいました。それと、あと他に多少、日本の楽器 (子供の玩具) をプレゼントしました。あたくしのデモテープも渡しましたけど。
ちなみに、タタールと言えば、スンナ派のイスラム教の場合が多いのですが、彼女の場合は、キリスト教のようです。
あたくしはキリシタンではございませんけど、グバイドゥーリナさんの音楽は、宗教的な根深いところから着想が湧いているように思います。
「デ・プロフィンデス (深き淵より)」。
他に、「最後の七つの言葉」、「イン・クローチェ」などが含められている CD も ございまして、それも オススメ。
「最後の七つの言葉」とは、十字架上のイエス・キリストが死ぬ前に行った七つの言葉の事。
ちなみに ( ? 不謹慎 ? ) あたくしが特に気に入っているセリフは、
「Sitio.」(のどがかわく)。
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Profile : Takahashi, Hideki : 高橋秀樹[events]Ma_ho_Ma_ho_Family Top Page
posted by (旧) hinden (まほまほファミリー) at 00:00|
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