単身上京して はや いくとせ。もはや実家は海外のように
異文化を感じる対象になっています。
「わたしゃ見てておかしくてしょうがないよ。」
家族が他にいない時、ばあちゃんが秀樹くんに語ってくれた活劇をヒトクサリ。
登場人物紹介
ばあちゃん (秀樹の母)
じいちゃん (秀樹の父)
ちかちゃん (秀樹の妹)
(脳内で名古屋弁のアクセントを補いつつ、お読みください)
(ちかちゃん を「ちっかー」という場合の音程は、「おっ母ぁ」とかと同じと思ってくだしゃれ)
(ばあちゃんの話)
ちかちゃん は とにかく気持ちが ぜいたくで いかんのだわ。
じいちゃん は というと こっちは ケチ でね。あと 細かいで かんわ。
「ちっかー」は電気つけたら消さんでね、家中の部屋も廊下も ぱーぱー に 点けとるだわ。で
もったいないとじいちゃんがあとから消して歩くんだわ。
ちかちゃんはそれが貧乏くさいといって気に入らんだわ。でまた
「ちっかー」がつけっぱなしで次行くとまたじいちゃんが消して回る。
なんでもかんでもそんな感じだわ。
(秀樹の心の声)
なるほど。貧乏からコツコツと一代で財をなしたのが今の父 (マジで尊敬してます)。
あの家でぜいたくをする資格はじいちゃんにこそあるはずだが。細かく金を惜しむメンタリティは変わらないのだな。だからこそ貯まったのだろうが。
一方で ちかちゃん は。いよっ、さすが二代目。豪放磊落ですなあ。
(たかだか 照明の 点ける/消す ですがな。そこまで分析せんでも。)
(ばあちゃんの話。続き)
便座だわ、あの、なに、あったかくなるやつ。「ちっかー」は「強」にしたまんま出てくるだわ。
次 入った じいちゃんが 電気代 損だがね って「弱」。
すると「ちっかー」が入った時は冷えとるで怒るだわ。「折角のあったかなるのを使わんで何の意味があるのー」て「強」!
「誰も入ってない時に「強」じゃもったいないがね」て じいちゃんも負けずに「弱」!
で、ケンカだわ。ちかちゃん、
「じいちゃんはいいわね。あたしが「強」にしてるからいつもあったかくて。あたしのときはいつも冷えとるがね。」ていって「強」!
じいちゃん、もう意地になって、セロテープでぐるぐる巻きのガチガチで回せないようにしちゃうだわ。
でまた「ちっかー」がわざわざそれをほどいてまで「強」!
んもう あんまりおもしろいもんで どうするかなー と思って わたしは「中」! に したった。
ストーリーもトホホですが、息子ひできくんとしては、オチ ( ? オチ なのか ? )、ラスト一行のばあちゃんの「中 ! にした」が妙に笑えました。
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Profile : Takahashi, Hideki : 高橋秀樹[events]Ma_ho_Ma_ho_Family Top Page
posted by (旧) hinden (まほまほファミリー) at 03:41|
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